こんにちはトモスポ実川です。
私は小学校受験の運動の指導を13年間してきました。
その中で、よく受験の運動試験についてこんな質問を受けることがあります。
- 体操教室に入っていれば運動試験は大丈夫でしょ?
- うちの子は運動ができるから大丈夫ですよね?
実はこれ試験においては大きな間違いです。
ではなぜ体操教室に通っているだけでは運動試験でしっかりと点数が取れるとは言えないのか?
その部分について大きく4つのポイントから説明していきます。
受験体操塾と体操教室の違い
①種目数が違う
小学校受験は運動内容が体操教室に比べてとても幅広いです。
▼体操教室の運動種目
- 跳び箱
- マット
- 鉄棒
▼受験体操の種目
- 跳び箱
- マット
- 鉄棒
- ジャンプ
- 平均台
- リズム
- 模倣
- かけっこ
- ボール
種目数だけを見てもこんなにも違います。
なので受験に向けて体操教室に通ったとしても対応できない運動の内容が出ることがあります。
②指示理解
2つ目は指示(説明を理解する力)です。
▼体操教室
通常の体操教室であれば先生が説明をして、しっかりと聞いていないこがいれば「もう1回説明するね!」と丁寧に教えてくれます。
▼受験体操
しかし受験運動は説明は1回です。
なので、しっかりと聞いて説明を理解できないと実施することはできません。
なので普段から1回で説明を聞き取る、理解する練習が必要なんです。
③試験で多くの判断力を伴う
3番目は試験は圧倒的に自ら考えて行動できる力が必要だということです。
▼体操教室
体操教室は試験でも先生が助けてくれます。
私自身も通常の体操教室で指導していましたが、試験中でもアドバイスの声かけをしていました。
「もっと跳び箱は勢いをつけて」などと細くサポートしていました。
このようにして通常の体操教室は自ら問題を解決するよりも、先生のサポートがありながら試験を受けることができます。
▼受験体操
これに比べて受験運動の試験は多くの学校が1発勝負です。
そのため、失敗する可能性もあります。
ボールを三回投げて2回目で失敗した時に、その後「どのように修正すればいいのか?」
自分で考えて、カバーしなくてはいけません。
先生が「もっと投げる高さを高く!」などとアドバイスはくれません。
ですから、普段から先生があれこれ細かく教えてくれる体操教室だと、自分で考えないといけない時に修正する力や判断する力が身につきづらいです。
このような要素を比較すると体操教室と受験体操は大きく異なるのです。
④個人の能力だけでなく他社への意識も必要
4つ目はとても重要な要素の「他者の意識」です。
試験ではどんなに運動が上手でも、ふざけてしたりしているとその部分もしっかりと評価に含まれます。
▼体操教室
体操教室では集団よりも個人の成長や上達がメインになります。
なので、友達が練習している時の様子を注意深く見たりする意識がどうしても弱くなってしまいます。
▼受験体操
それに比べて受験体操はどんなに運動が上手でも、友達が実施している時に友達とふざけたりしていたらしっかりと評価に繋がります。
なので、自分の成長や成果だけではなく他者への思いやりや注意を向けるといった能力がなくてはいけません。
どうしても、そういった他者への思いやりや意識は通常の体操教室では時間をかけて教えることはできません。
しかし受験体操ではそういいた部分に時間をかけて練習をしていきます。
まとめ
今回は受験体操と普通の体操教室の違いについて説明しました。
根本的に目標が違うのでやはり受験を考えている方は、試験が終わるまでは試験でしっかりと対応できる運動能力と行動力を身に付けておくのが一番です。
- 受験体操の種目数に対応したレッスンをしてくれるか
- 受験本番の先生からの指示を理解する力を育んでくれるか
- 試験本番で自分で考えて動けるようになるか
- 自分だけでなく、他の人にも意識を向けることができるか
こうした1つ1つのポイントを押さえてレッスンしてくれる教室を探すには、 やはり受験専門の体操教室とうたっているところに相談することがオススメです。
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