こんにちは実川です。
小学校受験って試験までにどんな風に進めていけばわからない、、
という方に向けて今回は受験塾「いろはスタディ」と受験運動塾「トモスポ」を運営する実川が受験をするまでの年間スケジュールについて特に「行動観察と運動への取り組む準備」というテーマについてわかりやすく解説していきます。
先に結論から伝えておきます。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- 受験で陥りやすい失敗パターン
- どの取り組みをいつから始めればいいのか?
- 運動と行動観察はどのように取り組めばいいのか?
まずはざっくりとしたスケジュールになります。
*今回は埼玉、千葉、茨城の学校向けのスケジュールになります。
目次
陥りやすい失敗パターン
先に毎年受験の指導をする上で試験に向けて準備がうまくいっていないご家庭のパターンを紹介します。
運動・行動観察ができないことに気づくのが遅い
1番の多いのが「うちの子ができないんだ」と気づくのが遅いことです。
なぜ、運動と行動観察ができないと気づかないのか?
それはスケジュールを見てわかると思いますが、模試を受けるまで自分の子の現状がわかりづらいからです。
模試を受けるのが早い塾であれば3月、その他であれば5月ごろになります。
5月に知った場合は実質3ヶ月ほどしか準備をする時間がありません。
そうなると、運動であれば出題種目の幅が広い学校になればなるほど、対応が難しく間に合いません。
行動観察は受講できる講座などが少なく、特に特別準備できないまま試験にのぞむパターンが多いです。
夏季講習で詰め込みすぎてモチベーションダウン
1つ目の失敗例と合わせて言えることですが、5月での模試での結果の悪さに焦り、学習塾からももっとペーパーや運動の取り組みを強化するように言われて、夏休みの夏季講習で一気に親子関係が悪化します。
その1番の原因は「焦りから来る詰め込み」です。
子どもが親からのプレッシャー、塾の先生からのプレッシャーを知らずのうちに感じています。
そのプレッシャーが強すぎて「学ぶ」ことへの喜びが消えていってしまいます。
そうなると、やらされている感しか感じないので、全てが身につかずに悪循環に向かっていきます。
入塾が直前すぎて「心・頭・体」の準備ができずに落ちてしまう
最後の3つ目は受験を決めたのが直前すぎて、間に合わないパターンです。
直前というとどれくらいの時期なのか?
これは5月以降です。
5月以降に受験を決めると、全てに関して準備ができません。
準備を3つの要素から考えるとわかりやすいです。
①心
心は受験をするという心の準備の部分です。
「自分が受験をする」ということを子ども自身が理解していないのに進んでいってしまうことが多いです。
そうなると、ワケけもわからずに塾に行かされている状態になり、「学び」への欲が高まりません。
②頭
頭はペーパーです。
とにかく試験に向けてなんの準備もしてこなかったので、知らない言葉や問題形式がたくさんあります。
そのため、試験に間に合わせるために急ピッチでたくさんのペーパーの量をこなさなくてはいけないので詰め込みになり子どもの学習意欲が損なわれて、マイナス方向に進んでしまいます。
③体
体は運動です。
運動はとても簡単な運動内容で、毎年決まった内容が出題されている学校なら大丈夫なのですが、
出題される問題種目が幅広かったり、難しい内容が出題されている学校は直前では間に合いません。
運動は詰め込みができるものではありませんので、試験ではしっかりとできないことが多いです。
どの取り組みをいつから始めればいいのか?
結論=11月(新年中)からスタートする
小学校受験塾と合わせてスタートするのが一番です。
それはなぜか?
大きく2つのポイントから考えられます。
- 詰め込まずに余裕を持って試験まで準備できる
- 運動以外の行動観察の要素も鍛えられる
詰め込まずに余裕を持って試験まで準備できる
先ほどの失敗パターンのところでも説明しましたが、必ず5月頃の模試の結果を受けてから焦り始めます。
5月から焦ってやるよりかは、間違いなく早めに取り組んでおく方が他の試験内容(ペーパー・製作)に対する取り組みの準備も余裕を持って行えます。
なのでトータル的に考えると受験塾と同じタイミングで始める方が試験でも成果に繋がりやすいです。
運動以外の行動観察も鍛えられる
運動だけができても実は試験は受かりません。
「指示理解」、「話の聞く態度」、「判断力」こういった要素がないと試験では成果はでません。
通常の体操教室では、こういった要素は指導で補いづらいです。
受験体操ではこういった部分をしっかりと時間をかけて指導してくれます。
なので、受験体操教室に早めにいくのがオススメです!
▼よければこちらも読んでみてください。
全く別物!体操教室と小学校受験体操教室の違いについて解説します。
トモスポはどんなスケジュールで進めてるの?
トモスポでは、11月から運動・行動観察のクラスをスタートしています。
運動は57種目が習得できるように10ヶ月程かけて練習を進めていきます。
11月 体を支える動作12月・1月 ジャンプ系の練習
2・3月 マット系の練習
4・5月 ボールの練習
6・7月 鉄棒・バランス
8月 試験形式・復習
9月 試験形式
なぜ運動種目を57種目も?
このようにななぜたくさんの種目を行うのか?
理由は大きく3つあります。
- どの学校を受けても対応できる状態にするため
- どの問題がでても対応できるようにするため
- 入学後も運動を楽しめる基礎を育てるため
この3点について説明していきます。
①どの学校を受けても対応できる状態にするため
試験では第一志望の学校だけが合格できるとは限りません。
よくある失敗例が第一志望の学校の過去問題だけを練習して、第一志望の学校は落ちてしまい第二志望の学校では全く練習をしていなかった運動内容が出題されて対応できなかった。ということもあります。
なので、どんな試験内容にも対応できる状態を作っておくのが一番ベストです。
②どの問題がでても対応できるようにするため
試験では過去問題には全くなかったような出題をする学校もあります。
そこで、様々な運動要素の練習をしておかないと試験での応用が聞きません。
トモスポでは、例え難しい問題が出たとしても、しっかりと対応できる運動能力の基礎を幅広く取り組んでいるのでしっかりと対応できます。
③入学後も運動を楽しめる基礎を育てるため
多くのご家庭が見落としがちですが、合格のためだけに運動を取り組むと子どもにとっては退屈なものになってしまいます。
トモスポでは、小学校の入学後の体育でも楽しめる、自信を持って取り組める状態になるように取り組んでいます。
幼児期に楽しみながら、運動を上達するきっかけを作ることで運動に対する探究心や興味も高まり将来に大きな価値を生み出します。
行動観察はどんなポイントで育てていくの?
トモスポの受験クラスでは行動観察のポイントである集団行動に力を入れております。
トモスポでは集団での、行動に対して大きく7つのポイントができるように毎回グループワークを行っています。
- 、
- ルールを守る・理解する
- 自分から話しかける(自分の気持ちを伝える)
- 相手の気持ちを汲み取る
- みんなの意見を聞いてみる
- みんなの意見を聞いて判断する・提案する
- 友達を尊重する
- 優しく断る
この7つができるようになると行動観察の試験でも自然と取り組みに関われたり、友達とのコミュニケーション能力が高まります。
行動観察も試験直前ではなく早めに取り組むことで、落ち着きがなかった子や、友達と上手くコミュニケーションが取れなかった子でも日に日上手くできるようになります。
やはり行動観察も積み重ねの練習が必要です。
まとめ
受験はどうしても試験に対する情報も少なく、何をどのくらいやればいいのか?
自分の子は現在、どのくらいのレベルなのか?
その部分がわからないまま試験に望むことが少なくありません。
一番は余裕を持って試験に向けて準備してあげることが子どもにとって理想的です。
もし運動?行動観察?とうちの子やっておいた方がいいのかな?
と感じている方はトモスポの体験レッスンを受講してみてください!
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