これから開智小学校(総合部)を受験しよう!
と考えているご家庭の中でペーパーは塾でやれば良いけど「行動観察?運動?」って何をやっておけば良いの?
と疑問に思っている方がいると思います。
この記事を読めば特に運動に対しての不安が大きくなくなります。
では試験に向けて何をしていけば良いのか?
今回は大きく3つのポイントから説明していきます。
- 運動って重要?
- 試験までに何をどのくらい練習しておけば?
- 合格に向けて何が必要?
解説していく前に私、実川の実績について簡単に説明しておきます。
目次
実川の指導実績
- 今までに13年間で400名の小学校受験の運動を指導
- 開智小学校進学の合格実績は110名(2015年〜2020年)
- 開智望60名(2015年〜2020年)
①運動って重要なの?
試験で意外と軽視されがちな運動ですが、合格のためにはとても重要な種目です。
ほとんど練習せずに試験を受け、全くできなくて得点をとれなかった子はたくさんいます。
なので、試験に向けてしっかりと運動の練習をしていくことがオススメです!
体操教室に行っているから大丈夫!?
今までに試験を受けてきたご家庭でよくあるのが、うちは体操教室に行っているから運動は大丈夫!という声が多いのですが、
体操教室=運動試験◎とはいかないんです。
実際に体操教室の跳び箱が7段、8段と跳べる子でも運動で得点を落としている子は少なくないです。
なぜ、体操教室に行っていても試験では上手くいくとは限らないのか?
それは大きく2つのポイントがあります。
- 試験は運動能力だけではなく聞く力
- 体操教室は種目が限られている
○試験は運動能力だけではなく聞く力
「聞く力」とは指示を理解して再現できる力です。
試験で成果が出ない場合の大きい原因の1つとして、指示された内容と異なる動作をしてしまう場合があります。
どんなに運動能力が高くても、成果に繋がらないのはこの「聞く」という部分がかけてしまっているからです。
○体操教室は種目が限られている
開智小学校の試験内容はとても、様々な動きが取り込まれています。
そのため、一般的な教室ですと「跳び箱、マット、鉄棒」がメインの動作となるため
それ以外の動作が出題された場合の対応力が著しく低くなってしまいます。
このように2つの理由から、体操教室=運動試験◎とは言えないのです。
開智ってどんな運動試験が出るの?
開智小学校の運動試験は常に斜め上をいく内容が出題されます。
斜め上をいくとはどういうことか?というと難しいです。
とにかく普通のシンプルな動作というのがあまり出てないんです。
例えば、マット運動の前転でも普通の前転ではなく「坂を登りながら前転」などと少しひねった内容が出ます。
どんな動作か気になる方はこちらの動画をご覧になってください。
こういった面白い内容が様々な運動要素で出題されます。
- ボール
- バランス
- 敏捷性
- 巧緻性(体をコントロールする力)
- 跳躍系
このような様々な運動要素をカバーするにはなかなか大変なんです。
②試験までに何をどのくらい練習しておけば?
試験にどんな運動内容が出るか?というのはなんとなくわかったけど、実際に「試験までどんな練習をすればいいの?」
という風に思っている方が多いんじゃないかと思います。
そんな方のために、私実川がトモスポでも練習している練習の種目を教えます。
まずは60種目近くを練習すれば、試験に出題される問題に対応できる運動能力の基礎が出来上がるはずです。
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練習回数と見本
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●練習回数は?
試験までの練習は1日最大で5分間以内で毎日継続するのが一番運動が上達して、子どもが自ら楽しんで取り組めます。
練習を行う上でのポイント
- 終わりを決める
- 肯定的な声かけ
- ゲーム的に行う
練習をただやるだけでは、多くのご家庭は継続と上達はなかなか難しいです。
継続と上達に必要なポイントを一つずつ解説していきます。
①終わりを決める
一つ目は親子で練習する際に必ず、「どのくらいやったら終わりするのか?」というゴールを親子で決めます。
大切なのは親が一方的に決めないことです。
必ず話し合い決めることで子ども自身に自覚が芽生えます。
終わりの目処に関するポイント
終わりの目安にするのは大きく2つがオススメです。
- 時間
- 回数
ゴールをたまにはボールのキャッチが10回できたらとするのもいいのですが、できなかった場合、練習の初期段階では達成感を得られずになかなか終わらない。
といった悪循環になりやすいので、まずはこの2つを中心に決めていくのがいいです。
*それともう一つ
保護者がよくありがちなもう一回だけやってみよう!はなしで!
親子で決めたゴールまでやったら、おしまいにする。
これは保護者の方も守りましょう!
結局終わりにならないじゃんという意識が根付いて、練習を親子でやらなくなっていきます。
②肯定的な声かけ
2つ目は声かけです!
一番重要と行っても過言ではありません。
親子で様々な種目を練習していくと必ず上手く行かない種目が出ます。
その時に「違う、違う」
「そんなんじゃないよ」
と否定的な声かけが多くなってしまいます。
こうなると練習への取り組むモチベーションが下がってしまいます。
しかし練習をしっかり継続して上達するご家庭は常に肯定的な言葉かけを行っています。
「今のいいね!」
「ボールの投げ方は今の持ち方の方が上手いね!」
などと肯定的な声かけで、一緒に練習に取り組んでいます。
そうすることで、常に前向きに取り組むことができるので、継続もできて上達に繋がります。
③ゲーム的に行う
3つ目はゲーム性を取り入れる。ということです。
やはり上達するご家庭はここが一番工夫されています。
例えば、平均台の練習でも、散歩や公園にいきながら様々な場所を歩いてバランスを取らせる環境を作りながら遊びます。
しかし、ゲーム性がなくただただ、同じ動作をやっているご家庭の子はつまらなくなり練習が続きません。
大切なのは遊びの要素が盛り込まれているか?なんです。
遊びの要素を取り入れながら行う最大のメリットは子どもの探究心が高まるんです!
子どもの探究心が高まると、子どもは「こうやったらもっと上手くできるかも!?」などと工夫して
自ら勝手に上達していくんです!
その状態になったら、親があれこれ言わなくても上達するんです。
なので「ゲーム性」を取り入れることが重要なんです。
合格に向けて何が必要?
よしここまで、「運動のコツや練習方法についてわかったぞ!」
あとはやるだけだ!
と多くの方が思っていると思います。
ただ、一番最初の方にも少し説明したように運動ができるだけでは合格するとは限りません。
最後にもう一度説明しておきます。
運動以外に大切なポイントは
- 指示理解
- 状況判断力
- 取り組む姿勢
- 待つ姿勢
①指示理解
試験時の運動種目の説明をしっかりと聞きその指示通りにできるか?がとても重要になります。
どんなに運動が上手でも指示以外の動作としてしまうと、評価をしてもらえない可能性があります。
②状況判断力
試験中に隣のお友達に話をかけられた時にどうするか?
運動の試験中に練習通りにできなくなった後どうするか?
などと、普段の生活だけでは対応できない場面に試験では出会します。
その時に「自分は今何をすべきなのか?」という状況判断をすぐにできるかがポイントになります。
③取り組む姿勢
3つ目は1番の基本でもある取り組む姿勢です。
一生懸命でやるのはもちろん、上手くできなくても最後までやりきる。
種目と種目の間を素早く移動する。
こういった取り組みが普段の練習から、やっておかないと試験では絶対にできません。
④待つ姿勢
最後は待つ姿勢です。
これは意外と見落としてしまってご家庭が多いです。
自分の実施することばかりに目が行きがちですが、友達が試験をしている時に「自分がどういう行動をとることがみんなにとってやりやすい状況なのか?」
こういった部分を考えて待つことができることが大切です。
試験でしっかりと成果を出すためには様々な要素が身についている必要があります。
自宅だけでは、なかなか身につきづらい力があると思います。
その時はトモスポの受験クラスで練習をして、試験でしっかりと成果を出せる力を身に付けましょう!
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