子どもの考える力を育む声かけ2つのポイント

指導方法

お子様が自宅で宿題やピアノ、運動などを取り組んでいる最中にこんな声をかけたことはありませんか?

 

「そんなに汚い字を書いてたらダメだよ!」

「集中して練習しなさい」

「姿勢が悪い、真っ直ぐにしなさい」

 

こんな風にどうしてもすぐに何かを指摘してしまったことはありませんか?

 

私も運動を子どもに指導している時に、すぐに声をかけてしまうことがあります。

 

ただ、このような声かけを繰り返してしまうと子どもの「考える力」を奪ってしまうことになります。

 

では、どのようにすれば子どもの「考える力」を育むことができるか?

 

 

結論からいうと「信じて待つ」これが一番重要です。

 

 

「信じてただ待っている」だけでいいの?

と感じた方もいると思います。

では保護者の方はどのタイミングで、どんな声をかけていけばいいのか?

そのポイントを私が運動指導を12年間してきた中で実践しているポイントを大きく2つ説明していきます。

子どもへの声かけのタイミング

声かけのタイミングとしては大きく2つのポイントで見ています。

  • 思考停止の状態
  • 何度もトライしているが変化が起きない場合

 

この2つだけ書かれてもイメージがわかないと思うので、「跳び箱の6段を練習をしているA君」を例にして説明します。

①思考停止の状態

A君が跳び箱6段を跳ぼうとして何度も練習をしているとします。

何度も挑戦はしているけど、なんとなく跳んでいる様子に見える。

思考停止している状態の特徴は、工夫がないという状態です。

 

ここでの工夫とは、前回と変えた部分はあるか?
 
10回目の跳び方と11回目の跳び方に変化はあったのか?
 
☑️手のつく位置を変えたのか?
☑️お尻の高さを変えたのか?
☑️助走の速さを変えたのか?
 
などと変えた部分があったのかを見るようにします。
 

②何度もトライはしているが変化が起きない場合

2つ目は跳び箱6段を自分であれこれと工夫はして、跳び方などは変えてはいるのだけど、全く現状が変わっていない場合です。
 
これも1つ目の思考停止とニュアンスが変わりますが、状態としては同じです。
 

ポイント

①と②どちらも大切なポイントそれは、

子ども自身でやってみて、その様子を観察して声をかける

声をかけるのが前提ではなく、子ども自身で行動することが前提。

子どもへどのように声をかければいいの?

子どもが考える力を養うには大きく3つポイントがあります。

  • ネガティブなポイントにフォーカスをしない
  • 現状を伝える
  • 現状の問題を解決するにはどのようにすればいいのか質問する

 

声の適切なかけ方を2つ、良い例とダメな例をあげて説明します。 

*こちらも跳び箱6段をやるA君に声をかけるという想定です。

×ダメな例 「手は前についちゃダメだよ」(ネガティブ

○良い例 「今は手のつく位置が手前で跳べていなかったけど、手はどこにつけば跳べるようになるかな?」(現状・質問

 

この2つの例からわかるのは、

ダメな例は、「いけない部分を指摘している

いい例は、「現状がどうであったか?、現状をどのようにすれば改善できるのか?

を伝えています。

 

考える力を養うには、現状を把握してもらいながら、その問題を解決していくにはどうすれば

いいのかという質問が大切になってきます。

 

まとめ

子ども自身が考え行動していくための力を育むには、大前提として「信じて待つ」ことが大切です。

その様子を見守っていく中で、上手く行かないことがあれば、答えを教えるのが役割ではありません。

 

子どもの現状を伝えながら、どのようにすれば上手くできるようになるのか?

子どもと一緒に考えていくようなスタンスを持つことで、子どもの考える力が育まれます。

 

子どもが自ら考え行動ができるようになると、子どもの可能性が大きく変わります!

その可能性を大きく伸ばすためにも、保護者の声のかけ方一つで子どもの将来が変わります。

 

ぜひ、その将来の可能性を考えながら、声をかけて見てください。