子どもが成長する親子コミュニケーション【伝える編】

教育
 
 
平田先生
こんにちはトモスポ 平田です。
今回はコミュニケーションについて、第2段「伝える編」です。
 
 
前回、コミュニケーションは双方向の意識が大切であるということお伝えしました。
 
今回のテーマ『伝える』でも「何を伝えたか」ではなく「相手にどのように伝わったか」の意識を持つことが重要です。
 
✔︎伝える際の3つのポイント
  • 相手に多くの情報を与える
  • 相手に理解しやすく情報を与える
  • 相手に聞いてもらえる環境を作る

自分の意見を押し付けてしまうダメな例

自分の意見を押し付けてしまうパターンは大きく3つあります。

  • 1回で100%を伝えようとしている
  • 相手が100%理解してくれていると思い込んでしまっている
  • 相手が聞く態勢が整っていないのに話している
 
 
私の経験上、1回のレッスン・セッションで50%伝われば十分という気持ちで話しています。
 
自分の意見の大事な部分だけが相手にわかってもらえればOKで、コミュニケーションを『繰り返す』ことで残る50%を埋めていく
 
1回で100%は不可能ですが、繰り返すことで100%に近づけることができる。
 
そんな意識でいるから相手に意見を押し付けることなく、相手の話も聞く余裕を保てているのではないかと思っています。
 
そうして繰り返しコミュニケーションを図ることで信頼関係が構築されてより深く密度の濃い理解が生まれるのです。
 

言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション

 
伝える(伝わる)コミュニケーションには2種類あります。
  • 言語コミュニケーション
  • 非言語コミュニケーション

 

簡単にいうと言葉を使うコミュニケーションなのか、表情やジェスチャーによるコミュニケーションかということになります。
 
人は普段の生活でこの2つのコミュニケーションを組み合わせながら他人と関わっています。この2つをしっかり理解して関わることで信頼関係や相互理解を深めることができるようになります。
 

言語コミュニケーション

 
言語コミュニケーションとはその名の通り言葉を使ったコミュニケーション手段であり次のような役割を持っています。
 
▼言語コミュニケーション4つの要素▼
  • 正確さ…互いにとって必要な内容を誤りなくかつ過不足なく伝え合う
  • 分かりやすさ…内容を十分に理解できるように、表現を工夫して伝え合う
  • ふさわしさ…目的や状況と調和するように相手の気持ちを配慮して伝え合う
  • 敬意や親しさ…伝え合う同士が、互いに心地よい距離をとりながら伝え合う
このような特徴があります。
話の内容や使う言葉は、この4つの要素を意識して目的に応じてそれぞれの優先順位やバランスを調整することが大切です。
 
▼言語コミュニケーションが担う3つの役割▼
  1. 伝える…意思、意見、価値観、知識、感情などを相手に伝える
  2. 受け取る…伝えられた内容を受け取り理解する。
  3. 問いかける…相手が言葉にできていないことを深堀し、不明な点を明確にすることによって意思疎通を確実なものにします。また、相手に考えるきっかけを与える機能もあります。
 

非言語コミュニケーション

 
非言語コミュニケーションとは先ほど紹介した言語コミュニケーション以外の部分になります。
この非言語コミュニケーションは言語コミュニケーションよりも多くの情報を相手に伝えると言われています。
 
非言語コミュニケーション研究のリーダーの一人であるレイ・L・バードウィステルは、対人コミュニケーションについて次のように述べています。
 
「二者間の対話では、言葉によって伝えられるメッセージが35%、残りの65%はジェスチャーや表情、会話の間などの言葉以外の手段によって伝えられる
 
非言語コミュニケーションとはこんなものが挙げられます。
 
  • 仕草
  • 姿勢
  • ジェスチャー
  • 表情
  • 目線の動き
  • 声のトーンや高低、リズム
  • 呼吸の状態
などなど
 
非言語コミュニケーションの重要な点は、伝えたら不都合なことまで「伝わってしまう」可能性があります。
 
例えば、友人との会話。今あなたは自分にとって嬉しい出来事を話すのに熱中しています。
 
 
例1
 
相手は「へぇすごいね!」「それでどうなったの?」と言葉を返してくれています。
 
その時の相手の顔は・・・
 
 
 
 
 
こんな顔をしていたらどうでしょう?
 
 
例2
 
同じようにあなたは嬉しい出来事を話しています。相手は無言で「うんうん」と無言でうなずいているだけです。
 
 
 
 
相手がこんな顔で聞いてくれていたらどのような印象を持つでしょうか?
 
 
2つの例のように言葉以上に非言語コミュニケーションの要素の方が相手への感情や心理が伝わるのがわかっていただけたでしょうか?
 
お子さんが学校での出来事を一生懸命話している時にスマホを操作していませんか?
 
顔を見ずに別のことを考えていませんか?
 
お子さんが話を聞いている時にどのような表情をしているのか、返答までにどれくらい間があったかなどにも注意を向けてみることが信頼構築の重要な要素になります。
 

まとめ

✔︎まとめの4つのポイント
  • コミュニケーションは1回では不可能、繰り返しによって成果が出る
  • 言葉の情報より非言語の情報の方が相手に多くの情報を与える
  • 心情や心理は非言語によって「伝わってしまう」
  • スキルよりマインドが大切
今回は〇〇法といった具体的なコミュニケーションスキルのお話はしていません。
 
何故ならスキルを学んでもこのマインドが出来ていないと全く意味がないからです。
 
しっかりと
「あなたに伝えたいことがあります」
「あなたとわかりあいたい」
 
そういう気持ちを土台にして向き合っていきましょう。