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逆上がりを上達させる鉄棒ベルトの効果的な使い方

鉄棒 2019.04.25
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こんにちは!平田です!
今回は鉄棒についてのお話をしていきたいと思います。
テーマは『鉄棒の補助ベルトってどう使えばいいの?』です!
逆上がりの練習で使用するものに『補助ベルト』ってありますよね。
お子さんの逆上がりの練習に使っていますか?
補助ベルトの代わりにタオルを用使用しているものもあるみたいですね!
それをうまく活用できていますか?
「使い方がわからないなぁ…」
「なんとなく使った方が上手くなれそう」
「とりあえずオススメされたから使ってみよう」
こんな感じだともったいないですね!
ですので、今回の内容は逆上がりの補助ベルトについて、大きく3つのポイントに絞ってお伝えしていきます。
  • 補助ベルトの基本的な使い方
  • どんな課題に取り組んでいるお子さんに対して効果的か?
  • 補助ベルトの効果的な練習ステップ
正しい使い方と知識を身につけてお子さんの逆上がり達成に役立ててくださいね!

鉄棒の補助ベルトの基本的な使い方

鉄棒くるりんベルトの練習方法

1.からだに合った鉄棒を使います。(おへそより少し上の高さの鉄棒が目安です)
2.「鉄棒くるりんベルト」を使って、逆上がりが3回できたら、目盛りを1段階ずらしてベルトを長くします。
3.少し長くなったベルトで逆上がりが3回できたら、同様にもう1段階ベルトを伸ばします。
うまく出来なかったら、ベルトを1段階みじかくします。
4.ベルトがもっとも長い状態(赤い目盛り)になったら、ベルトに体重をかけないようにして逆上がりします。
5.最後にベルトなしで練習します。
そのときには腕をしっかり曲げたまま行います。

鉄棒の補助ベルトはどんなお子さんに効果的か?

では、どのようなことに困っている子が補助ベルトの効果をより実感できるのでしょうか?
こんな子は補助ベルトを使うと良いでしょう!
それは・・・逆上がりの動作を4つに分解するとわかりやすいと思います。
  • 回る時の加速
  • 蹴り上げ
  • 持ち上げ
  • 起き上がり
この動作を4段階に分類した時の『持ち上げ
この部分に課題を持っているお子さんに対して効果が高いと言えます。
持ち上げる時の場面
補助ベルトはこの「体が持ち上がる場面」の課題を解決するものです。
逆にそれ以外の課題を持っている子に対しては「補助ベルト以外の練習をした方が良いかも・・・」ということも頭に入れておいてください。

ベルトを使うのに特に効果的な条件は…

①加速が十分にできている
逆上がりを成功するためには回転するためのエネルギーを得ることが必要です。
ですので、補助ベルトを利用する前にまずはお子さんが回転するための加速を行えているかをみてあげてください。
  • しっかり地面を蹴ることができているか?
  • 踏み切った後の足を持ち上げる勢いが良いか?
こんなポイントで見てあげてください。
②引きつけや骨盤の持ち上げが苦手な子
勢いはあるけど、どうしても勢いを回転方向に変えられないお子さんに対して補助ベルトは有効です。
以下の子は補助ベルトで練習することで良い効果をえられる可能性が高いです。
  • 回転する感覚はあるけど、筋力的に腹筋が足りない子
  • 回転する感覚がまだの子はマットでの動きもプラスでやると良いかも
  • マット上では後ろに回転する動きはできるけど、鉄棒になると分からなくなってしまう子

今は補助ベルトの使用が適さないタイプ

せっかく補助ベルトを使ってもなかなか効果が現れない子もいると思います。
そんな子はもしかしたらまだ補助ベルトを使用する前の段階かもしれません。
うまくいかない気持ちが募って練習が嫌になってしまう可能性もありますので、まずはその前の段階の練習を取り入れてみると良いかもしれませんね。
例えばこんな可能性も考えてみましょう。

回転する加速が足りない

先ほど挙げたように、そもそも回転するためのエネルギーを確保できていなければ骨盤を持ち上げる段階の練習をしても効果が出づらいです。
鉄棒をつかみながらくぐる「足抜き回り」の動きをしてみたりしてみましょう。
勢いよく地面を蹴ることに加えて、しっかり股関節を引きつけられているかがポイントになります。
くぐる動きの参考動画

骨盤の持ち上げの感覚がない

勢いよく地面を蹴ったとしても、前方にまっすぐ飛んでいくお子さんもいます。このパターンは地面を蹴った後の股関節の引きつけや、骨盤を持ち上げる動きがうまく獲得できていない可能性があります。
先にマットや布団などで床運動としての回転感覚をつけるようにしましょう。
マットで肩倒立(スカイツリー)やゆりかごをしてみると良いでしょう。
詳しいやり方は別記事にまとめてあります。

まとめ

このように補助ベルトは上手に活用すれば筋力と感覚を養うのにとても効果的です!
ただし、補助ベルトに頼りきってしまうと腕の引きつけの感覚が抜けてしまいます。
そこは声かけで意識を外さないように補っていきましょう。
ベルトを使ってスムーズに回れるようになったらどんどんベルトを外すようにしていきましょう。
外した状態で出来ずに自信をなくしそうであれば、再び装着して出来るイメージをしっかり着けさせてあげてください。
これらのポイントをしっかり押さえてお子さんへの指導に役立ててくださいね。
ご質問や取り上げて欲しいテーマがありましたら、お気軽にLINE@からTOMOSPOまでお問い合わせください。

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