うちの子、マット運動が苦手で、全く思うように体を動かすことができない、
でんぐり返し(前転)もできないんだけど、どのようにすればできるようになるの?
初めまして、トモスポ代表の実川です!
このようにマット運動で悩んでいるお子様はトモスポにお任せください!
ご自宅でも上達できるコツと練習方法を紹介します。
この記事を読むことで3つのメリットがあります。
- 前転ができない原因を知ることができます。
- 前転がキレイに回れるようになるコツを知ることができます。
- 前転がキレイに回れるようになるための練習方法を知ることができます。
目次
前転のコツを知る前に【前転が上手くできない3つの特徴】
私が今まで多くの子どもの指導をしてきた中で上手く前転ができていない子の特徴はこの3つです。
ぜひ、自分のお子様の動作を確認してみてください!
- 頭がマットに着く位置がてっぺん
- 真っ直ぐ回れていない
- 回った後に足が伸びている
前転のコツ【4つのポイント】
前転が上手になるようにするにはポイントが4つあります。
- 1.頭の着く位置
- 2.お尻の高さ
- 3.回転する速さ
- 4.起き上がり
この4つのポイントが重要になります
それでは1つずつポイントを説明していきます。
1. 頭の着く位置
頭の着く位置は頭の後ろ側です。
多くの子は頭のてっぺんをマットに着いてしまっているため、回転力がつかずに、頭がマットに刺さったような状態になってしまっています。
なるべく体を丸い形にして回転するには首の位置に近い頭の後ろの方を着くことでスムーズに回れるようになります。
2. お尻の高さ
回る前のお尻の高さを高くすることで、頭の着く位置に余裕ができます。
それだけでなく、回転する速さが増します。
速さが増すことで起き上がりの動作がスムーズになります。
お尻の位置の良い例
3. 回転する速さ
上手に回れないお子様の中でも、この速く回ることができない子が多いです。
どうしても、手をついてから回るまでの時間が遅いため、回転力がつかずすぐに起き上がることができません。
まずは速く回ることを意識してみましょう!
4. 起き上がり
この起き上がりが、キレイに見せるには1番大事です。
どんなに速く回れても、起き上がりがゆっくりしていると動作が美しく見えないのです!
起き上がりは、手をつかずに起き上がることが、キレイな前転を目指す1番のポイントです!
前転のコツが身につく3つの練習方法
多くの動画はどうすれば上手くなるのか?
というコツが多く説明されていますが、ポイントだけでは上達は難しいです!
これから、上達させるための練習方法を紹介します!
練習1.ゆりかご
練習目的:回る感覚・起き上がるのに必要な腹筋を鍛える
まずは「ゆりかご」という練習方法です。
体操座りの姿勢になり、後ろに転がり起き上がる動作です。
ゆりかごだけのやり方を知りたい方はこちら▼
✔️ポイント
①体操座りの姿勢を崩さずに戻ってくる
②頭はマットにつかない
練習2.おへそのぞき
練習目的:起き上がるのに必要な腹筋を鍛える
ゆりかごが上手くできないお子様はこの「おへそのぞき」でお腹の力をつけましょう!
✔️ポイント
素早くおへそを見る
*ゆっくりと起き上がるのが難しく、首を痛めてしまう可能性があります。
素早く、おへそをぞき込みましょう
おへそ覗きだけをしっかり理解したい方はこちら▼
練習3.ゆりかごから起き上がる
練習目的:回った後の起き上がる動作をキレイにする
先ほどのゆりかごを行った後に手をつかずに起き上がる練習をしてみましょう!
✔️ポイント
起き上がる瞬間を早くする
前転のコツ補足練習【真っ直ぐ回れるようにするには?】
前転が真っ直ぐ回れない原因は腹筋などの体感が弱いという原因もあります。
ただ、練習の仕方にひと工夫加えることで真っ直ぐ回れるようにもなります。
下のイラストのように自宅の布団の上に真っ直ぐの目印を作ってあげます。
この線の上を回るように意識しながら練習をすることで前転が真っ直ぐになってきます。
まとめ
前転が上手く回れるようになるためには回転力を保ったまま、起き上がりがスムーズにできれば上手に回れるようになります。
そのためにも、体を丸める感覚や起き上がるための腹筋が必要です。
まずはご自宅で10回ずつ毎日、布団の上など柔らかい場所で行ってみてください!
少しずつ動作に変化が現れるはずです!
前転が上手くできないお子様は鉄棒の前回りが上手くできない可能性があります。
鉄棒の前回りのコツも確認した上で、公園に行って鉄棒の前回りができているか確認して見てください!
▼この記事を書いた人▼
実川知也(ジツカワ トモヤ)
今までに2000名以上のお子様に運動を指導。
その経験をもとに、脳科学と心理学を利用して、子どもにコツを教えるのではなく、
対話をしながら、子ども自身で運動が上達する思考方法を身につける質問型の指導方法が特徴。
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